グリチルリチン酸ジカリウムはニキビに効く?効果・副作用・特徴まとめ!

グリチルリチン酸ジカリウムはニキビに効く? アイキャッチ

ニキビケアの化粧品によく含まれている”グリチルリチン酸ジカリウム”。
ニキビに悩んでいる人なら1度は目にしたことがある成分ではないでしょうか。

最初に言っておくと、このグリチルリチン酸ジカリウムはニキビケアにとってもおすすめの成分です。
強い抗炎症作用を持ちながらも、お肌にはやさしいので敏感肌さんでも安心して使えるんですね。

今回はグリチルリチン酸ジカリウムの特徴や、ニキビやニキビ跡への効果について詳しく紹介します。

- この記事の監修医師 -

鴇田 真海(ときた まみ)先生

鴇田 真海(ときた まみ)先生

皮膚科医/白金クリニック院長
【所属】日本皮膚科学会専門医/日本美容皮膚科学会会員

2007年藤田保健衛生大学卒業後、2009年東京慈恵会医科大学病院 皮膚科入局
2015年から白金クリニック院長を務める

『グリチルリチン酸ジカリウム』の特徴

グリチルリチン酸ジカリウムは、甘草(カンゾウ)の根に含まれるグリチルリチン酸から作られる成分です。

グリチルリチン酸はそのままだと水に溶けにくく、スキンケア製品や薬に混ぜることができません。
そこで水酸化カリウムを混ぜて水に溶けやすくしたものがグリチルリチン酸ジカリウムです。

化粧品によって「甘草エキス」や「グリチルリチン酸2K」とも表記されますが、どちらもグリチルリチン酸ジカリウムと同じ成分です。

化学的に作られたような成分名で肌への刺激も強そうですが、植物由来なので刺激性が少ないのが特徴。

アトピー肌の人でも使えるくらいお肌に優しいので、ニキビができやすい人や敏感肌の人も安心して使えます。

また肌につけるだけでなく、食べたり飲んだりしても問題ありません。
医薬品(漢方や飲み薬など)から甘味料まで、幅広く使われています。

 

漢方や飲み薬だと副作用が出ることがある

1日40mg以上など大量に摂取すると、腹痛や吐き気など副作用が出ることがあります。

ひどいと手足の痺れやツッパリ感、筋肉痛といった”偽性アルドステロン性”という症状を引き起こす人もいます。

ただしこれは漢方や飲み薬など体内に入れる場合に限っての話で、スキンケアや塗り薬で副作用は出ません。

肌につける商品は、副作用をさけるためにもグリチルリチン酸ジカリウムの配合量が100gあたり0.5%未満になるように定められているんです。

なので少し肌につけすぎてしまっても副作用の心配はしなくてOK。安心して使うことができます。

 

グリチルリチン酸ジカリウムの肌への効果とは?

肌の炎症を抑える

グリチルリチン酸ジカリウムは、皮膚の赤みや腫れ、かゆみなどの炎症を抑えてくれます。
ニキビ・傷口・あせも・虫刺されなど、幅広い症状のケアに使える優れものです。

赤くて痛いニキビを治すために大切なのは、ニキビの炎症を和らげること。
グリチルリチン酸ジカリウムがニキビケアによく含まれているのは、この炎症を抑えるパワーが強いからです。

ただしパワーが強いと言っても即効性はありません。
今日ニキビにグリチルリチン酸ジカリウムをつけたら明日にはキレイに治る、みたいな魔法の成分ではないです。

1週間~2週間以上など毎日使い続けることで、気になる炎症が治まってくるのを実感できます。

 

アレルギー反応を抑制する

グリチルリチン酸ジカリウムは、アレルギー反応(蕁麻疹・かゆみ・腫れなど)を抑える効果があります。

アレルギーは、体の免疫が特定のアレルゲンに過剰に反応してしまうことでおきるものです。

グリチルリチン酸ジカリウムには、過剰な免疫反応を抑える働きがあるんですね。
アレルゲンが入ってきたとしてもアレルギー反応が起きないようにしてくれます。

なので「赤みやかゆみが出やすく、なかなか肌に合う化粧品が見つからない…」
といったあらゆる成分に肌が反応してしまう敏感肌さんは、グリチルリチン酸ジカリウムを含んだ化粧品を使うのがおすすめ。

化粧品に入っている成分に肌が反応してしまうのを防いでくれるので心強いです。

 

グリチルリチン酸ジカリウムはどんなニキビ・ニキビ跡に効果あり?

炎症が起きている”赤・黄ニキビ”に効果的!

グリチルリチン酸ジカリウムは炎症を抑えるパワーが強いので、炎症が起きている赤や黄ニキビにはとっても効果的です。

炎症が起きたニキビを治すには、炎症を抑えることが1番大切です。

グリチルリチン酸ジカリウムなら、進行中のニキビの炎症を抑えすばやく治すサポートをしてくれます。

刺激性が少なくピリピリしみることもないので、痛いニキビができているときも安心です。

 

炎症していない白・黒ニキビには効果なし

炎症が起きていない白や黒のニキビに、グリチルリチン酸ジカリウムを使ってもあまり意味はありません。

白ニキビや黒ニキビは炎症を起こしているわけではなく、毛穴の中の詰まりが原因だからです。

グリチルリチン酸ジカリウムでケアしても問題はありませんが、ニキビが治ることはないんですね。

洗顔を見直して、毛穴詰まりを解消してあげることのほうが大切です。

 

赤みのあるニキビ跡のケアにもおすすめ

グリチルリチン酸ジカリウムは赤みのあるニキビ跡にも効果的。
赤いニキビ跡は、まだ肌の中でニキビの炎症が続いている状態だからです。

グリチルリチン酸ジカリウム入りの化粧品でケアして炎症を抑えることで、気になる赤みの解消につながります。

ただしニキビ跡は肌の内側のトラブルなので、ただグリチルリチン酸ジカリウムが入っているだけではNG。

グリチルリチン酸ジカリウム入りのうえ、浸透力が高く肌の内側までしっかりケアできるものを選ぶのがおすすめです。

 

茶ニキビ跡とクレーター跡には効果なし

茶色くシミのようになったニキビ跡と、クレーターのように肌が凹んだニキビ跡は、グリチルリチン酸ジカリウムを使っても治りません。

まず茶色いシミのようなニキビ跡はメラニン(※)が肌内部にとどまり、色素沈着を起こした状態です。
※炎症などから肌を守るために排出される色素。

そのため美白ケアで色素沈着を改善しないと治らないんですね。
グリチルリチン酸ジカリウムに美白効果はありませんので、茶ニキビ跡に使っても治りません。

またクレーターニキビ跡はターンオーバーが行われていない肌の奥まで傷ついている状態。
そもそもスキンケアで治すのは難しいニキビ跡ですし、炎症が起きているわけでもないのでグリチルリチン酸ジカリウムを使っても意味はありません。

完全に消したい人は皮膚科やサロンでの治療を受ける必要があります。

 

グリチルリチン酸ジカリウムは大人ニキビのケアにおすすめ!

グリチルリチン酸ジカリウムはバツグンの抗炎症効果をもつので、現在進行中のニキビの炎症や痛みを抑えるのに最適な成分。

赤や黄ニキビができやすい人なら、グリチルリチン酸ジカリウム配合の化粧品は1度は使ってみる価値ありだと言えます。

刺激性も少なく敏感肌でも安心して使えるのも、ニキビ肌さんには嬉しいポイントです。

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